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テキストのこだわりから始めるロゴ作成

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ロゴ作成をするときには何から手を付けたら良いかで悩んでしまいがちですが、まずはテキストに着目するのが基本的なアプローチです。

ロゴは極端に言ってしまえばテキストだけでも作成することができます。どこから手を付けたらいいかわからないときにはテキストにこだわるところから始めて完成に向けて工夫を凝らしていきましょう。

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テキストがロゴ作成のスタート地点

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ロゴ作成をするときになぜテキストにこだわるところから始めるのが良いのかがわからない人もいるでしょう。

ロゴはエンブレムだけで作成されたり、イラストのみで作ったりすることもできますが、多くのロゴはテキストをベースにして制作されています。企業やブランド、製品やサービスなどの名前をテキストにすることで何のロゴなのかが明確になるからです。

名前と同じくらいエンブレムがよく知られているブランドなどの場合にはテキストを入れずにロゴを作成していることもありますが、実はそのロゴに切り替える前はテキストのみだったということもあります。まずは知名度を上げられるようにするためにテキストを使うのが基本だと考えると良いでしょう。

だからこそテキストにこだわることが重要になるのです。

テキストへのこだわりを決める基本とは

ロゴのテキスト自体は一般的には商品名などを使いますが、その部分にこだわるとはどういう意味なのでしょうか。端的に言えば、デザインを適切なものにしつつインパクトをはっきりと与えられるようにすることを意味します。

ロゴは象徴のようなもので、企業やブランド、商品やサービスなどを体現する重要なものです。特に企業やブランドの場合にはそのロゴが与えるイメージと自社やブランドのイメージが一貫したものになっていなければなりません。

商品やサービスなどで一連のシリーズを作り上げる予定の場合には一貫性が求められます。統一感があることで互いの関係性を直感的に理解してもらえるようになるのです。そのため、どういうイメージを持ってもらいたいかという考え方でこだわりを具体化するのが基本になります。

例えば、これまでずっとブランドカラーとして青を使ってきたのなら青を基調としたテキストにすることが必要です。温かみのあるイメージにしてきたなら暖色を使用し、文字に丸みを持たせると効果的でしょう。シンプルさを追求してきたという場合には皆に親しみのあるフォントを使って、特に目立つような飾りつけをしない方がブランドイメージが伝わります。

一方、今回の商品はエキサイティングなものにしたというのであれば情熱の色と言われる赤を使い、少しとがった部分があるフォントを使ってみるとイメージに合致するでしょう。このような工夫を凝らすことが重要なのです。

こだわりに合わせてフォントと色を決めよう

インパクトがあってイメージがきちんと伝わるようにこだわる内容を決めるには、実際にテキストを作るときに何ができるのかを理解しておくことが必要です。文字のフォントの種類や大きさ、色を決めることができますが、より細かいことを考えると一つの絵として作り上げることができるため、フォントの種類という考え方はあまり適切ではないとも言えます。

簡単な方法は既存のフォントを使う方法ですが、一つ一つの文字をイラストにしてしまっても問題はありません。ただ、あまり趣向を凝らしても費用対効果が上がらないことも多いので、基本的には既存のフォントを使うのが良いでしょう。

このような三つの軸を考えてこだわる点を反映するように作り上げてみましょう。実際には大きさは後でいくらでも調整できるので種類と色という二点に絞り込んで検討するのが適切です。イメージに合うフォントと色をいくつか列挙していき、実際に組み合わせてみるとマッチするものが見つかるでしょう。

どうしてもマッチするものがないという場合には原因を考えてみるのが大切ですが、いまいちというだけでパーフェクトではないという程度なら問題はありません。それにエンブレムを組み合わせてみると見栄えが良くなることが多いからです。

もし甲乙つけがたいものがいくつかあるなら、そのまま候補は残しておきましょう。

ブランドやシリーズの場合のコツ

エンブレムを組み合わせる前に、もしブランドのロゴを作ろうというときや、シリーズ品になるときなら考えておきたいコツを紹介します。ブランドやシリーズの場合には一貫性が重要になるので、どうしても個々にロゴを作ろうとすると似たり寄ったりであまり意味がないと思いがちです。

考え方としてはどれも同じロゴを使うという方法もあります。しかし、より良いのは共通点と相違点を明確にする方法で、今回の商品は今までのと何が違うのかに着目してみましょう。その点がはっきりとするようにした上で、残りは全て今まで通りにするのが効果的なアプローチです。

何をテーマにしたか、過去の商品との魅力の違いは何かなどといった観点から分析して、違いを表現してみましょう。例えば、今までは夏向けのものばかり作っていたけれど、今回は冬物を作ったという場合には冬を連想させる部分を強調するように仕上げるのが良い方法です。

相違点を明確にするのが最も大切なのでじっくりと時間をかけて検討しましょう。

最後にエンブレムを組み合わせよう

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このようにしてテキストを作り上げることができたら、最後にエンブレムをデザインして組み合わせることでロゴが完成します。もしテキストだけで十分にインパクトがあるのなら無理にエンブレムを組み合わせる必要はありません。

ブランドマークのように既にエンブレムがあるなら合わせて大きさと配置の調整をすれば簡単に仕上がります。エンブレムのデザインが難しい場合にはテキストの頭文字を使ったり、伝えたいイメージをイラストにしたりするのが簡単な方法です。

テキストだけでは不満があるという場合には何が問題なのかを明確にして、解決するにはどうしたら良いかという視点でエンブレムを仕上げるようにしましょう。

テキストにこだわればロゴは作成できる

ロゴ作成はテキストから手を付けていき、企業やブランド、商品やサービスなどに合致するイメージになるフォントの種類と色を選ぶのが良い方法です。

このアプローチでさらにエンブレムを組み合わせてみれば魅力的なロゴができあがります。これはあくまで基本的な作り方なので、参考にして試行錯誤をしながらより良いものを作り上げていきましょう。